私の就職活動は、すでに10年近く前のことになってしまいますが、色々なことと色々な悔いがありました。まず、悔しかったことから。これは「自分のスキルが足りていなかったのであろうな」ということです。当時も今も本当に好きな自動車メーカーが私にはあります。当然そこへ就職しようと自分なりに頑張っていました。しかし、結果は不採用。このときは本当に悔しかったのですが、その瞬間は自分に言い訳するというより、「見る目がない」と思っておりました。それでも時間とともに自分の能力が本当に足りていないのだということを実感した良い経験になったかもしれません。私はそのとき大学院生であり、エンジニアとしては自信過剰になっていました。自信過剰なのですが、英語は話せない、自動車メーカーへの希望なのに機械工学の学科ではないなどの履歴書上のものも足りなかったのです。そして、最も実感できて良かったことは、コミュニケーション能力不足ということかもしれません。どんな業界もコミュニケーション能力は必要です。コミュニケーションのためには自信過剰ではいけないと思います。そのことを本当の意味で気づかせてくれた良い経験でした。もう一つお話ししたいことは、良い恋愛ができたということです。研究者として自信過剰だった自分ですが、当時は恋人がいませんでした。相手に求める趣味に対してこだわりすぎていたからです。ただ、就職活動中にその趣味が合う女性と出会うことができたのです。考えてみれば、自分の好きな職種や専門分野を狙うわけですから、そういう可能性については本来高いような気がします。とある半導体製造装置メーカーの説明会で出会った方なのですが、オーディオの分野で意気投合しました。でも、向こうに彼氏がいました。しかし、これも良かったと思っています。なぜなら、「好きな業界で一生懸命やっていれば、その業界で仲良くなれる相手は必ずいる」ことに気付けたからです。そのため、今は好きな業界で一生懸命やることで、出会いには困っていません。